おひさしぶりです。メブコです。
この頃私生活があわただしく、なかなか記事が投稿できておりませんでした...泣
これからはお休みしていた分までドンドン書いていきたいと思います!!
さっそくですが私、先日「ギヴン」の映画を見に行ってきたのですよ。
あまりにも感動してしまい、長々と感想記事を書く始末...笑
どうやら多くの方に読んでいただいているようで、ありがたい限りでございます...
そんなギヴンの熱冷めやらぬ私は、キズナツキ先生繋がりで「リンクス」を読み返したので、今回はそちらをご紹介していきたいと思います。
※クライマックスは明かしませんが、登場人物の関係性についてなど、魅力を語るうえで欠かせない要素についてはネタバレしています。
まっさらな状態で読みたいという方はご注意下さい。
簡単なあらすじ
本作は4組の恋人たちを描いたオムニバス作品となっております。
それぞれの話が絶妙に絡み合い「”ある男”を中心とした1つの物語」になっているのです。
タイトルの通り、まさに人と人とが”リンク”し合う物語です。
”ある男”が一体何者なのかは、次項の「見所紹介」にて明かしています。
↓以下、各カップルを簡単にご紹介。
1組目は、20代ラジオDJ・関屋×30代カフェ店員・新発田。
無口で不愛想なラジオDJ・関谷は、ひょんなことから出会ったカフェ店員・新発田に友達になって欲しいと言い寄られます。
最初こそ鬱陶しいと拒んでいたものの、柴田の無邪気な姿に徐々に惹かれ、友情以上の思いが芽生えていくのでした…
2組目は、ヤクザの舎弟・弥彦×カフェオーナー・秋葉。
彼らはいわゆる身体の関係というやつですね。
まっすぐで素直な恋心を向けてくる弥彦に対し、秋葉は”昔の恋人”のことが胸に引っかかっており、弥彦を恋人とは呼ばないまま関係が続いています。
秋葉の昔の恋人こそが、前述した”ある男”なのですが...
3組目は、彫り師・亀田×普通のサラリーマン・荻川。
捨て猫がきっかけで親しくなった2人。
一緒にご飯を食べ、酒を飲み、猫を愛でる日常を心地よいと感じつつも、その気持ちを「恋愛」にしないまま日々は過ぎていきます。
4組目は、ヤクザの跡目候補・佐渡×ヤクザの組長の息子・中条。
本作のメインカプです。
互いに惹かれあい、長年同居して恋人のような行為もするものの、互いへの感情を「愛」とは呼ばないまま、ずるずると関係が続いています。
彼らの出会い、そして互いの思いを複雑にしている要因にもまた”ある男”が関係しているのです。
彼らの話については、次項でもう少し踏み込んでお話ししています。
全ての物語を通して「できそこないの2人が恋人になるまで」というのが1つのテーマになっています。
【微ネタバレ】見所紹介
※ここから先は、見所を語るうえで”ある男”について明かしています。
ネタバレ完全NGの方はご注意ください。
↓
”ある男”とは、ヤクザの跡目候補・佐渡の兄です。
そして、この兄は既に交通事故で亡くなっているのですが、その事故を起こした相手こそがヤクザの組長の息子・中条なのです...
未読の方もお気づきになったでしょうか...?
本作のメインカプは、
交通事故で兄を亡くした人物と、その交通事故の相手なのです...
彼らは互いに惹かれ合っているのに、愛しているのに、この交通事故により、
その感情が相手への罪悪感なのか、憐れみなのか、はたまた純粋な執着なのか...
自分達を繋ぎとめている感情が何なのかが分からなくなってしまったのです。
それでも、彼らはこの事故がなければ出会うことすらなかったのでしょうが...
本作ではそんな彼らが、”ある男”=佐渡兄によって出会い、自分達の間にある感情に苦しむ姿が描かれています。
2人が本当の意味での「恋人」になる日は訪れるのか...
未読の方は、ぜひご自身の手でチェックしてみてください!
【余談】ドラマCDが神!!追加シーンが盛りだくさん!
余談ですが、「リンクス」はドラマCDも素晴らしいのです!!
なんと、原作漫画では描かれなかった、恋人たちの”夜の場面”が追加されています...
びっくりですよね...
キャスト陣も恐ろしく豪華です。
メインカプが、新垣樽助さん×斉藤壮馬さん
サブカプが、
前野智昭さん×村田太志さん
羽多野渉さん×野島裕史さん
古川慎さん×花江夏樹さん
となっています。
筆者は斉藤壮馬氏のファンなのですが、「リンクス」は彼の出演作のなかでもトップ3に入るくらい好きな作品です。
興味のある方は、ぜひ聞いてみてくださいね!!
おわりに
今回は、キヅナツキ先生の「リンクス」をご紹介させていただきました!
間違いなく不朽の名作というべき作品ですので、未読の方はこの機会に読んでみるのはいかがでしょうか?
ここまでご覧いただきありがとうございました!
それでは、また次回の記事でお会いしましょう!