こんにちは。メブコです。
今回は、priest先生の『残次品』晋江文学文学城版のネタバレ感想記事となります。
日本語版が途中まで連載されているのですが、続きが待てなかったため、晋江文学城で読んできました。
本当に萌え転がった作品なので、全人類に番外編まで読んで欲しい...
以下、感想文です。
あらすじ
8つの星系から成る「聯盟」を築き、人類が宇宙を自由に飛び回る新星暦時代。
引用:総合出版すばる舎 公式ホームページより
人間の平均寿命は300歳まで伸び、人工知能「エデン」が人類の幸福と平和を守っていた。
一見美しく理想的な世界だが、地獄も存在する。
不良品とされる人々が集まって暮らす荒漠の地、第八星系。
学校など役に立たないこの荒涼たる地に学校を設立した変人の校長・陸必行(ルー・ビーシン)。
そして無法地帯である北京β星の暴力組織のボス・林静恒(リン・ジンホン)。
広大な宇宙で偶然出会い、運命を共にすることとなった二人。
彼らを乗せた船は思わぬ航路へと向かうことになり……。
『残次品』ネタバレ感想
「最高にプリティーな科学オタクの校長 × 宇宙最強で最恐だけど心は柔らかい将軍」というこの世で一番好きなタイプのカップリングだったもので、私は萌えが止まりませんでした...
攻めの陸必行があまりにも可愛くて、林静恒も彼に対して割と序盤から「可愛いやつだなぁ」と感じているので、自他ともに厳しく言動もキツい林静恒が彼に対してだけ壊れ物を触るかのようにやさしく接しているんですよ…
こちとらジャパンで10年以上腐女子をやっているもんで、何となく可愛い方が受けだと思ってしまうんですよね。
だから「わんこ攻め × 強気受け」という事前情報を見て、「えっ、左右そっちなんだ?!」という。
実際、小红书とかで中国のオタクの反応も見てみましたが、私と同じような感想を抱いている方が多かったように感じます。
でも、そのシーンを読んでみると納得するんだよこれが...
痛がっている陸必行を見た林静恒の「你来吧」で「そういうことか!!」ってなりましたもん。笑
林静恒的にも最初は自分が抱く気だったんでしょうし、陸必行も直前まで豁出去了(「捨て身でやってやるぞ」というニュアンス)と思っていたので、この展開は我々読者としても、我我我,我可,可以吗?"ですよ。
そしてこんなに甘いシーンが描かれた後に、16年間の別離があってよう...泣
これ、別れている間の16年は辛いんですけど、章数的には少ないんですよ。本編が197章あるうち、たった13章くらいなので...
個人的には、再会した後しばらくの間の方が辛かったかな...
残次品の面白さの1つとして、主人公たちに陸信将軍という繋がりはあれど、「違う場所で生まれて、違う境遇で育った2人」というのがあると思うんですよ。
林静恒はどこまで行っても「沃托生まれで連盟の将軍」なので、たとえ連盟側と対立したとしても間にいる民間人を見捨てることはできないし、第八星系が独立して暦を変えた後も沃托暦を使い続けるという。
一方、陸必行は第八星系で生まれて、彩虹病毒(レインボーウイルス?)の件で第八星系に恩を感じていて、第八星系を立て直すために尽力しているという。
林静恒は、ただ陸必行のもとに帰るためだけに16年という時を経て戻ってきて、戻ってきたと思ったら思い人は重積で押しつぶされて以前と様子が違う。それでも、陸必行を信じて傍にいるんですよ。
かたや陸必行は、自分が16年という時を経て変わってしまったこと、かつての林静恒に愛された自分はもういないこと、そんな自分と第八星系という場所に林静恒を引き留めてしまっていることに対して罪悪感を感じている...
どうしたらいいんだ...という状況。
一発ドンパチやって、わだかまりが解消できたから良かったものの...この辺は辛かったなぁ。
脱線しますが、林静恒に限らずpriest先生の描く主人公って、使えている主人や国家を裏切ったり、自分の置かれた役割からは逃げない人物が多いように感じています。
天涯客の周子舒なんかも、ドラマ版「山河令」では仕えている主を置いて朝廷を離れ、「知己に遭えば山河も重からず」というキャラクターになっていますが、原作では主人が皇帝になるのを見届けてから朝廷を離れてますから...(山河令の方も良きです)
余談は終わり!!
そんで番外編で主人公2人に子供がいるのにびっくりだったよ。
あの林静恒がおめかしして、息子のピアノの発表会に行くんだぜ...
しかも隣には娘と旦那がいるという...
この人、作中で何度も死にかけてますし、本人もそれほど生に執着していないというか、おそらく自分は責務を全うして、いつかどこかで命を落として宇宙の塵になるのだと、それでも構わないと思っているんですよね。
そんな林静恒が一家のパパになる展開に涙が止まらん...泣
そして子供たちが巣立った後を描いた番外編『勇者の墟』にて、お仕事で離ればなれになっている主人公たちがお互いに手紙を送り合うんだけど、林静恒が陸必行に送った手紙が凄いんだこれが…
赤面するくらいドストレートなのに、胸の内側を優しくくすぐってくるようなどこか文学的な文体でよ…生粋の軍人なのに、こんなにロマンチックな文章を書くんですか?
これ、日本語版が発売したら印刷して添付してくれませんかね??
たしか台湾版の殺破狼の特装版?にも主人公たちのお手紙がついていたはず。
(私の購入した台湾版しゃぽには付いてなかったんですけどね…)
そんなこんなで、約100万字、200章超えという大作を読み終えてしまいました...
林静姝や独眼鹰のこととか、まだまだ話したいことがたくさんある…
私は晋江文学城で読んだのですが、簡体字版には晋江では掲載されていない番外編が収録されているようでして...
機会があれば簡体字版も購入して、読んでみようかなぁと思います。
今後は二哈の日本語版を読みつつ、『某某』あたりを読もうかなぁと思っています。
猫耳FMから多数のラジドラが取り下げられた件もありますし、改めて中華BLは「読める時に読め。聴ける時に聴け」と言うのが鉄則だと感じる今日この頃です。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。
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