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今回は、Byeonduck先生の『夜画帳』第4部&外伝の感想記事となります。
いよいよ最終章まで来てしまった…
怒涛の展開でしたよ。
ちなみに私が本作を読了するのにかかった時間は、まさかの一晩でした。
一気に読みすぎだろ...
あらすじ
スンホ以外の男に襲われたことで精神的に追い詰められていたナミン。しかしスンホの気持ちを知り、愛を深めるのだった。そんな幸せな時を過ごす中、周囲で起こる悪いことから逃げて二人だけで生きていかないか、とスンホに告げられる。その提案を受けると決心したナミンの前に、欲深く権力を求めるイノンが現れ…!?
引用:第7巻 あらすじ
ネタバレ感想
↓以下、ネタバレありです。
第3部の感想記事で「お師匠の出番が少なくて気味が悪い、あいつはそんな魂じゃない」と書きましたが、これが見事に的中。
お師匠は第4部を通して結構暴れていましたが、最後の最後には一切顔を見せませんでしたね。
スンホが起こした罪の濡れ衣を着せられて静かに退場という。
ドクズなお師匠でも、昔はナミンをイビるソン大監に反発していた事が明らかになるのが、ほんのちょっとだけ切ない。
ほんのちょっとだけ(重要)
ひたむきに勉学と功徳を求めたお師匠が、いつしか金と薄汚い権力を求めるようになったというのが何とも...
そういう時代なんだろうけどね。
でもドクズ。絆されるな読者。
お師匠の話は終わり!主人公たちの話をしよう(切り替え)
第3部の最後で、スンホは両班の息子たちを殺めてしまったわけだけど、やはり殺人はまずかったよね…
スンホ父は、スンホが犯した殺人の罪をナミンに肩代わりさせようとするし、
ソン大監はこれに乗じてスンホもナミンも殺してしまえ~という感じだし。
スケベな絵描き漫画だと思って読み始めたのに、主人公たちの命が狙われる展開になるなんて!私聞いてないんですけど(汗)
この窮地を脱するために、あれほど父親に反発していたスンホが、父親の弱みである回書を含めて何もかもを手放そうとするところが良かった。
自分の力不足を認めて、静かに頭を下げるスンホの姿が本当に格好良いんだよ。
スンホが自分の矜持や積年の恨みを捨てて、ただナミンを救うことだけを求めたということだもんね。
どんな告白シーンよりも愛を感じたよ…泣
何とか生き延びた2人は、スンホとお父さんの約束の事もあり、しばし離れ離れに...
おそらく2年くらい離れていたのかな?
明確に書かれているわけではないんだけど、ナミンの髪の長さと科挙の制度のことを考えるとそのくらいかと。
ナミンと再会した際のスンホの言葉が、
「そなたがペク・ナミンか。私はそなたの絵の虜になった。」なのがもう...
出会った時と同じセリフで本編の最後を締めくくるのね...
スンホがナミンの春画に惹かれたことで始まった2人の関係が、県監になったスンホに再び絵描きとして呼ばれることで蘇るというね。
県監になったスンホですが、途中まで全然顔が明かされないんですよ…
ナミン以外の人物を通して顔が見れそうな場面はあるのに、頑なに見せない。
完全に読者を焦らしているんですよ。
そして最後の最後、ナミンの前で簾を上げて現れたところで、読者もナミンも初めてスンホの顔を見るというのがまた粋。
その時のスンホの顔が、凛々しいんだけど、すごく穏やかなんですよね。
2人が求めていたのは「梅の木が見える場所で共に暮らすこと」だけなので、それが最後に叶ったのは良かったな。
あんなにも荒っぽいスタートを切った本作が、ここまで愛に溢れた暖かい終わりを迎えるなんて誰が予想したよ…
あまりにも目が離せない展開が続いたもんで、一晩で読んでしまった。
これを連載で追っていた方々は凄い。
外伝も読みました。
2人が離れていた時のエピソードがあって、ちょっと私の涙腺が危なかったんですけど、最後は幸せそうで良かったです。
欲を言うならもっと読みたい。2話じゃ足りないです。
終わってしまった寂しさはあるけど、彼らが結ばれるところを見届けることができて良かったよ。
しばらく余韻が続きそう...
この寂しさを紛らわすため、私は韓国BLを読み漁るとしますか。
長い間お付き合いいただき、ありがとうございました!
また次の記事でお会いしましょう!

