↓前回の記事はこちら
今回は、Byeonduck先生の『夜画帳』第3部の感想記事となります。
単行本だと、おそらく6巻あたりの内容だと思います。
ハラハラドキドキの大連続で、ページをめくる手が止まりませんでした...
あらすじ
残忍な暴君は抑えきれぬ愛に耽っていく――。
心を通じ合わせた元春画師のナミンと貴族のスンホは、互いの愛を確かめるように連日身体を重ねていた。
そんな日々に幸せを感じていたナミンだが、ある日「スンホがイノンを殺した」と聞かされる。
真相を確かめようとイノンの家を訪れたナミンの背後に怪しい影が近づき――!?
引用:第6巻 あらすじ
第3部 ネタバレ感想
↓以下、ネタバレありです。
第2部の最後に謎を生んだ「スンホの夢」に関する部分が明らかになりました。
おそらくスンホは、過去に男色家であることを咎められ、矯正しようとした周囲の人間によって閉じ込められていたということですよね。
そこで無理やり押さえつけられて、目の前で行われる男女の行為を見るように強制されていたということかと...
エグすぎるだろ...そりゃ、あんなに退廃的な生活を送りたくもなるわ...
スンホと家族の関係については、おそらく第4部で詳しく描かれるのだと思います。
待ちに待ったナミンからスンホへの告白もあり、紆余曲折を経てお互いへの思いがさらに深まりましたよね。
ナミンから告白された後の、スンホの表情でうるっときてしまった。
そして、頬っぺたを掴まれた時のナミンの笑顔が可愛いすぎるだろ。
まぁ、第3部の見所は何といっても「スンホによるイノン(お師匠)殺害疑惑」とそれに続く「ミン殿とお仲間たちによるナミンへの暴行」ですね。
「だだの下僕の遺体をイノンに仕立て上げて井戸に捨てる」という悪趣味極まりない事件が起こり、周囲の人はこれをスンホの仕業だと思い込むという展開。
スンホは、科挙を受けるイノンの後ろ盾になることを条件にナミンを自分のもとに引き留めているので、
既にナミンを手に入れた今、イノンを排除するというのも傍から見たらおかしな話ではないんですよね。
でも、誰に何と言われようと鵜呑みにせず、スンホに直接確認するというスタンスでいるナミンが格好良かったし、健気で泣けた...
ナミンが連れ去られて、襲われる展開もキツイのだよ…
媚薬やアヘンを使われて暴行を受けても、毅然としてスンホを待ち続けるナミンに涙がとまらん…泣
というか本作のキャラクター達、平気でアヘンを使っているのよね。
アヘンなんて、「危ないよ!製造・販売・授与・使用は全部ダメ、絶対!」という教育を受けてきたもんで、普通に吸っているところを見るとビックリしてしまうぜ…
ナミンを助け出した後の「若が来てくれるのを待っていたのに、遅いではないですか…」 「遅くなってすまない…」
っていうやり取りが本当にしんどいっす。どうにかなっちまうよ…
私こういう展開に弱いわ…
ちなみにナミンは助かって良かったけど、スンホは3人殺したわけですよね…
流石にやばくないっすか。
法の裁きが下ってもおかしくないよ…
あと、お師匠の出番が無さすぎて不安。
あいつはこんなところで消える奴じゃねぇ。
絶対最終章でかましてくるよ。
全然話が変わるけど、狩りの時のスンホが格好良すぎてびびった。
濃い赤紫の服ね。
やはりこの作品、衣装チェンジも楽しい。
ということで、次はいよいよ最終章!行ってきます!
