こんにちは。メブコです。
ついに、「映画 ギヴン 海へ」の情報が公開されました!
映画館のスクリーンと音響で見るライブシーンは格別でしょうね...
筆者もとても楽しみにしています!
アニメ版のギヴンと言えば初放送時、劇中歌である「冬のはなし」が大きな話題になったことを覚えています。
この「冬のはなし」ですが、実はTVアニメ版を含めて3種類も存在しているのです。
この記事では、3種類の「冬のはなし」の違いについてお話ししていきます。
TVアニメ版
最も有名なのがTVアニメ版の「冬のはなし」ですね。
第9話の挿入歌として登場します。
真冬の担当声優である矢野奨吾さんが歌われており、
作詞・作曲はOP・EDに引き続き、「センチミリメンタル」の温詞さんが担当されています。
矢野さんの柔らかくも力強い声と圧倒的な表現力で、真冬の切実な感情が聞き手に伝わってきます。
そして、とにかく温詞さんの歌詞が良すぎるのです。
温詞さんの書かれる曲を聴くたび、「この言葉にこんな使い方があるなんて...」と衝撃をうけています。
名フレーズ祭りなのです。
さらに凄いのが、もの凄い完成度なのに、どこかぽつりぽつりと吐露したような印象も受けるのです。
進むことは過去を忘れることではない。
受け入れられない気持ちはあるけれど、
それでも歩み始めなければ。
という真冬の気持ちが表現されているように感じました。
余談ですが、是非センチミリメンタルさんの「はなしのつづき」という曲も聞いてみてください。
温詞さんが「冬のはなし」として最初に書いたもののお蔵入りになった曲を再構築した曲らしいです。
これがまた良いんですよ…ギヴンという物話を4分半に詰め込んだような曲なのです。
この曲が出た当時、まだギヴンは絶賛連載中だったのですが(現在は完結済み)、
「クライマックスまで分かってたというのか?!」というくらい完璧な曲です。
こちらのアルバムに収録されています。
ドラマCD版
ドラマCD版「ギヴン」の2巻に収録されています。
ライブエディションと記載されているものだと、「冬のはなし」のフルバージョンのCDが付属します。
こちらは、ドラマCD版真冬役の担当声優である斉藤壮馬さんが歌われています。
斉藤さんの真冬は芯の強さを感じますね。
真冬って結構頑固なところがあるというか、ほわほわしてるのに意思表示ははっきりとしますし。
歌詞は比喩的なものがなく、3種類の中で最も直球だと思います。
そもそも「冬のはなし」は、ライブの直前まで歌詞ができていないんですよね。
ある程度真冬の中でイメージはあったのかもしれませんが、
それを言葉にして伝える覚悟ができたのは、舞台袖に到着してからです。
真冬の抱える「寂しさ」と「後悔」がダイレクトに歌詞に現れています。
やがて自分は先に進んでいくんだろうけど、
それでも今、後悔で立ち止まってしまうんだ。
寂しくないと言い聞かせたけど、
やっぱり寂しいし、苦しい。
という感じですかね。
実写ドラマ版
実写ドラマ版は、実は曲のタイトルが異なります。
(作中における曲の立ち位置的には「冬のはなし」と同じです)
「Melody Lane」という曲になります。
ドラマ版真冬役のさなりさんが歌われています。
ラップアーティストの方だそうです!
他の2つの「冬のはなし」は真冬の感情と由紀と別れたあの冬の日について歌われているのですが、
「Melody Lane」では、由紀と過ごした幸せだった日々が浮かんでくるんですよね。
あの印象的な海での2人のやり取りや笑い声が聞こえてきます。
特にAメロですね。
たぶん今、真冬は由紀と過ごした日々を思い出してるんだろうな...という歌詞なんです。
「Aメロで思い出を回顧し、Bメロで後悔に浸り、サビの終わりには前を向いて進もうとする」
という感じの構成だと思っています。
↓FODにて配信されています。(全6話)
1話は無料で見れますよ!
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おわりに
今回はギヴンの劇中歌「冬のはなし」を比較してみました。
同じ場面で歌われる曲ですが、どれも異なる魅力があるのだということをお伝えできたでしょうか...?
興味のある方は是非聞き比べてみてくださいね〜
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