こんにちは。メブコです。
この記事では、
ギターを好きになってから読み返した漫画「ギヴン」がそれはまあ面白かったという事についてお話しさせてください。
私は趣味を聞かれた際、答えると決めていることが2つあります。
「読書」そして「ギター」です。
読書は「とにかく気になったものを読む」というスタンスでして、BL作品についてもかれこれ10年くらいは嗜んでいます。
実は今回取り上げるギヴンに関しても、何年も前に読んではいるのです。
ただ、当時はBLとしての面白さという部分しか評価できていなかったんですよね。
登場人物の関係性とか心理描写だとか。
それでも十分すぎるくらい面白かったのですが。
そしてもう1つの趣味である「ギター」。
ギターを好きになったのは1年半くらい前のことですね。
もちろん演奏もしますし、気になったギターについて調べるのも楽しいという感じです。
ということで以下、ギヴンについてお話しさせてください!
追記:いよいよ『映画 ギヴン 海へ』の公開まで1週間を切ってしまいましたね...!
ついにアニメ版ギヴンも終わってしまう...泣
【ギター好きならハマる!】ギヴンの魅力
序盤の内容は、高校生離れしたギターの腕前を持つ主人公の立夏が、もう一人の主人公である真冬になんやかんやでギターを教えて、自分のバンドにも勧誘して...というような感じです。
ギター経験者がギター初心者に色々とレクチャーしながら話が進んでいくので、スタジオでアンプの繋ぎ方について説明する場面があったり、エフェクターを買いに行く回があったりとギター経験者なら共感できるエピソードがたくさん描かれています。
ライブシーンでも、エフェクターを踏んだり、ピックアップを切り替えたりするコマがあるんですよ。
作者のキヅナツキ先生の画力も相まって、とにかくライブシーンは迫力があって格好良いのでテンションが上がりますよ。
特に最終巻である9巻は圧巻です。
【ギターがもたらす異質な雰囲気】主人公たちの出会いの場面について
作品の最も序盤、漫画だと開始わずか数ページにある「体育館横の階段で初めて主人公の二人が出会う場面」についてお話しさせて下さい。
彼らはクラスが違うので、お互いに「なんか見たことあるな~」くらいの感じです。
このとき、真冬(初心者の方)はとても大事そうにギターを抱えているのですが、このギターがですね
ギブソンのES-330です。
↑この赤いギターです。
現在は生産終了しており、欲しければビンテージものをかなりの高額で購入するしかないようなギターです。
持ってる人がいたら、「素敵だな、ギター好きなんだろうなぁ」と感じますね...
そんなギターなのに、真冬のは弦が錆びて切れてるんですよ。
異質なんです。この場面の真冬の全てが。
高校生にしては渋いし、あまりにも高価なギターを持ってるから、
「親から借りたやつなのかな?それともバイトして頑張って買ったとか?」
なんて思って見てみると、手入れがされてなくて、とてもじゃないけど弾けそうにない状態。
持ち主がギターを弾く人だった場合や、知識がある人が周りにいる状態なら、この有様で放置されることはないでしょう。
でも、そんなギターを真冬は大切そうに抱えてるのですよ。
もう一人の主人公である立夏も違和感を感じたんでしょうね。
「お前みたいなやつがなんでギブソンの...モゴモゴ」と言ってますよ。
その後、立夏が弦を張り替えてあげて、そこから二人の交流が始まっていき、ギヴン本編が進んでいくわけですが。
いやー、冒頭の掴みが見事じゃないですか?
ES-330の価値やギター界での立ち位置なんかを知る人が見ると、
この真冬の違和感で、ギヴンの世界に一気に引きずり込まれてしまうのでは。。。?
真冬は何者なのか、このギターは何なのか、もう気になって仕方ないわけです。
そしてネタバレになってしまうので今回は書きませんが、やはりこのギターには一筋縄ではいかないストーリーが絡んでいるんですよ。。。
気になった方は是非ギヴンをご覧ください。2巻で判明します。
この場面はギターを好きになったからこそ面白く読めたのだと思います。
また、もう一人の主人公である立夏のギターもこれまた面白いんですよね。
Fenderのテレキャスターカスタムです。
フロントがシングルコイルではなく、ハムバッカー。
主人公たちが二人して変わったギター使ってますよね。
追記(2024年10月):なんと、ES-330が復活しました...!!夢ですか...??
おわりに
ということで、今回はギター好きな筆者がギヴンについて少し語ってみました。
ジャンルはBLではありますが、原作漫画がほとんど改変なくアニメ化されているだけあって、普段はBLを読まれない方でも読みやすいと思います。
今回は主人公二人にしか触れていませんが、他にも魅力的なキャラクターが多数登場します。 (途中でバイオリニストが出てくるのですが、彼が筆者の推しです)
音楽漫画としても、BL漫画としても申し分なく面白い漫画です!
そして、ギヴンは昨年完結しているため、一気読みできますよ。(全9巻)
映画の公開も控えていますし、みなさんも是非チェックしてみて下さいね!
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