こんにちは。メブコです。
この度、私メブコは「腐女子エッセイ」を始めます。
メインのエッセイである「メブコの独白」とは区別して、「メブコの腐言実行」というタイトルにしました。
「メブコの腐言実行」では、筆者(腐女子)の最近の栄養や、筆者の愉快な仲間たち(もれなく腐女子)による奇行なんかについて書いていこうと思います。
それでは、どうぞよろしくお願いします!
「笹松」とは何を指すのか
突然ですが皆さま、「笹松」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
いや、そんなん「笹」と「松」のことでしょ!と。
この言葉には、深い深い意味があるのです。
「笹」は「佐々木」、「松」は「松本」です。
つまり、「笹松」とは
「佐々木」×「松本」のカップリングのことなのです!
まぁ、ここまでは良いじゃないですか。
続きを聞いて驚かないでくださいよ…
「佐々木」、「松本」というのは、私の高校時代の先生なのです…分かります、既に驚愕ですよね…
そうです。実は「笹松」は、
私の高校時代の友人Rちゃん(仮)が生み出した
「先生」×「先生」のナマモノなのですよ!!
ちなみに筆者は基本的にナマモノを嗜む趣味はないのですが、「笹松」に関しては興味が勝って読んでしまいましたね…笑
Rちゃんとは何ものじゃということですが、
「文学研究部に所属しており、担任の松本先生が大好きな子」とだけお見知りおきください。
我らの高校(女子高)の文学研究部には、「文化祭で自作の本を販売する」という、
まさに"同人誌を出すヲタク育成プログラム"のような伝統がありました。
そこでRちゃんは、表向きには恐ろしく真面目な小説を書き、友人向けの裏メニューとして特別に「笹松」を用意したのです。
この話を聞いたとき、私を含めRちゃんの友人たちは、「教師のナマモノ小説なんてシュミが悪いぞ~」だとか「普通に地雷すぎる」なんて笑い飛ばしたもんです。
でもみんな、私と同じで心の中では「笹松」への興味があったのでしょう。
後に「笹松」が我が校における大ベストセラーになることなど、あの頃の私は予想だにしませんでした。
ちなみに、先生本人の耳に「笹松」という名称が届くのはマズイと思った我らは、「笹松」のことを表向きには「植物」と呼んでいました。
笹も松も植物ですもんね。悪くないセンスです。
「笹松」の内容
私が把握している限りでは、笹松1と笹松2の2冊が発行されていました。
笹松1
職場の飲み会で酔っ払った松本先生を介抱しているうちに、佐々木先生がなんかそれっぽい気分になってしまう…というお話です。
笹松2
飲み会の後にちょっとだけ手を出してしまった佐々木先生と、思わず逃げてしまった松本先生が、後日職場で顔を会わせて気まずい…というお話です。
なんか商業BLの定番という感じで、話の内容的には良さそうだと思いませんか?
まぁ、ナマモノなんですけどね…
Rちゃんが本当に「笹松」に萌えていたのかは今となっては分かりません…
佐々木先生は怒るとゴミ箱を蹴飛ばすタイプのちょっと怖い先生だったので、「アイツのBL小説書いてやろうぜ笑」みたいな感じで、日頃の鬱憤をはらしていた可能性もありそうです。
まぁ、「笹松」における佐々木先生は大幅にキャラ変されていて、ちょっとチャラいけど悪いやつではない…みたいなキャラになってました。
流石のRちゃんも、瞬間湯沸かし器のような佐々木先生をそのまま書くのは耐えられなかったのでしょう。
二次創作でキャラ変してしまうのも腐女子あるあるです。
「笹松」のその後
文化祭終了後もひそかに話題になっていた「笹松」は、読みたいと希望する者が後を絶たない大ベストセラーとなりました。
高校卒業後も、Rちゃんはきっとどこかで小説を書き続けているはずです。
何十年後でも良いから、「笹松」を完結させて同窓会で見せてくれないかな~と密かに期待している筆者なのでした。