今回は、肉包不吃肉先生の『二哈和他的白猫師尊(以下、二哈)』第2巻の感想記事となります。
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中華BLは単行本発売までにそれなりの期間がかかるイメージがあったので、二哈の1巻・2巻同時発売には驚きましたね。
発売日を気長に待ちつつ、少しずつ丁寧に読むというのも素敵ですが、やはり長編作品はある程度まとめて読まないと全体像が掴めないこともあるので、刊行ペースが速いのは嬉しいです。
以下、感想文となります。
第2巻 あらすじ
神器を求めて金成湖にやってきた一行は、墨燃の霊力に興味もった始祖神・勾陳上宮によって湖底の神器庫に案内される。
しかし、この勾陳上宮は偽物であった。
事態は急変し、困難に見舞われながらも、一行はかろうじて神器庫からの脱出に成功する。
無事に帰還するも、楚晩寧は神器庫で負った傷により、わずか5、6歳の子供の姿に…
そして、徐々に迫り来る天裂に向け、羽民の元で修練する機会に恵まれる一行だったが、これは墨燃が知る前世とは異なる事態であり……
感想
墨燃と楚晩寧の関係は相変わらずもどかしいよ~
前世の墨燃の神器が「不帰」という名前なのは1巻から分かっていたけど、まさか長いこと無名で"楚晩寧が失くなった日"に刻まれた名前だとは…
憎んでいる相手を自分の手で殺めたのに、墨燃は「あの人はもう帰ってこない」と嘆いたんだなぁ…
あと、1巻を読んだ時には気がつかなかったけど、前世の墨燃が自らの棺桶を置いた場所は「楚晩寧と初めて出会った海棠の木の下」だったんだね…
陵辱してる場面も描かれてるからこそ、余計にこういうシーンが苦く沁みるんだよな…
何か一言でも多く言葉を交わしていたら、前世の彼らは違う関係になっていたのかもなぁ…と思わずにはいられない…
でも、もう過去のことだからね…切ない…
今世こそは…!と信じてるけど、墨燃の「食事の約束を忘れた挙げ句、汁物を1人で飲み干す」みたいなやらかしはアカン!笑
泣かせてるし!!デリカシー大切!!
ストーリーの方も抜群に面白かったです。
金成湖、そして彩蝶鎮と、墨燃の記憶と異なる事態が連続しているのが気になりますね。
これらの事件を裏で操って墨燃を意のままにしようとしている人物と、終盤に登場した墨燃の前世を知る人は同一人物なのか…
なぜ墨燃に師昧を助けさせようとするのか…
彩蝶鎮で見た幻境の内容と、楚晩寧の関係についても謎のままですし、気になることが多すぎる!!
お次は3巻!!行ってきます!!